Minstrel-壊レタ人ギョウ-攻略感想

物語

人間になる。人間の感情、心を理解することを求めて。

人形であるロマは吟遊詩人の少女リーベと共に旅をする。

人形支配の街。

裏切りと首切りの街。

そして不和の孤児院と果ての王都。

すさんだ国の中で、出会い、喪い、知りたかった感情を知り、知りたくなかった感情を知る。

“――不幸の中心にあるのは、いつだって「人形」だった”

物語は章仕立てで進んでいく。

一章から終章(四章)まで。この形式はよくまとまった起承転結であると言っていい。

人間と人形の、強さと弱さ。

いくつもの対比で描かれる。

一章では、人間になりたいと願いつつも、人形らしい受け答え、思考しかできなかったロマも章を経るごとに人間の感情を理解していく。

旅路の中で、人間の醜い部分を知るが、それでも人間への憧れを抱く。

強く、美しく、清らかであってほしい。

そんな人間を目指していたのだから。

限りなく人間に近づくが、それは同時に人間としての弱さも持つということになる。

何度も何度も苦しみを味わいながら強くなった。

幸せを見つけるために、大切な人のために、詩を歌う。

いつまでも、どこまでも幸せを求め続ける。

スクリーンショット (1353)

総評

物語自体はよくまとまっていて、非の打ちどころがなかった。

自分自身先の展開を予想したりはしないタイプで、ただ物語世界に没入していたので、終盤の展開には驚かされた。

さすがは紙の上の魔法使い、水葬銀貨のイストリア等のシナリオを担当したルクルさんの作品。

けれど、同人だからこその惜しいところが多々あり。

ボイスが欲しい(同人なのでかなり無理いってるけど)、立ち絵が少ない、表情差がもっと欲しい、BGMが少ない等々。

そして多すぎる誤字脱字。

ルクルさんの作品だから、と許容するべきなのだろうか。

この作品自体、10時間前後で終わるボリュームなので、商業作品のフルプライスよりは少なくは感じた……かもしれない。

総じて、シナリオ一点評価なら自信を持って勧められる作品。

知名度はおそらく低く、DLsite、及びFANZA(旧DMM)合わせても販売数が100を少し越える程度。

埋もれている名作だと思われるので興味を持たれた方は是非とも。

ルクルさんの同人時代の作品はどれも高騰しているけれど、この作品はDL版に限り安価で購入できる。(パッケージ版はそれなりに高い)

今ならFANZAの方で20%オフの1296円で販売中。

 

 

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